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勇気  5月3日   

G.W真っ直中ですが、皆さんはいかがお過ごしなのでしょう。丁度良く?
桜が見頃を迎え、盛岡ではG.W花見もそこかしこで行われていますね。
しかし、空の機嫌はきまぐれん。こればっかりは、どうしようもないですね。。

そんな中、私には悲しい別れが相次ぎました。身内ではありませんが、
いずれも自分にとっては、何とも切ないお別れでした。

その知らせは突然でした。公私ともにお世話になっている方の奥様が、
乳癌で亡くなったとの知らせ。35歳。余りにも早すぎるお別れです。
奥様の希望で、友人・知人には一切知らせず、家族のみで闘病してきた
とのこと。悔やまれるのは、奥様が乳癌?と認識しつつも、病院に足を
向けず、ご主人はもちろん家族にもそのことを告げなかったこと。現代の
医学、そして何より早期発見の重要性が、そこかしこで報道され、ピンク
リボンマークが深く認識されている今、ほんの少しだけ、診察に向かう勇気
があったら・・・皆でそう口を揃えるものの、果たしてそうだったのかな。
とどまる勇気。それは覚悟?全ては、たられば、の世界。弔問に駆け付けた
際の奥様は、まるで寝ているよう。紅をつけた尊顔、残された7歳になった
ばかりの子どもの弔辞。いずれも出会いたくはない瞬間でした。

その葬儀を終えて帰宅したところへ、保育園のオヤジ仲間から訃報。Mさん
が昨日亡くなったとのこと。Mさんは、長男の一つ下のクラス子どもの
お母さん。クラスは違えども、大変お世話になった方。闘病中ながら、
保護者会活動に精力的に参加し、私が陣頭指揮を執ったことに対し、
「これほど楽しくやれた年度はなかった」と、ありがたい感想を言って
くれた方。お子さんは、4月にピカピカの1年生になったばかり。弔問
に伺った際、ご主人にお聞きしたところ、入学式はみれず終いだったとの
こと。こちらも、長い闘病生活だったとは思えない安らかなご尊顔。
享年44歳。癌と闘いながら、ということを手紙で教えてくれたMさん。
それはとてつもない勇気の賜物でしたよ。

いずれもまだ小さい男の子のママ。覚悟はしていた、とはいえ、残された
ご主人は、いずれも気丈に、弔問者に対して笑顔すら返してくれた。
もちろんそんなことを望むべくもなく、考えたくもないが、わが身が同じ
状況に置かれた場合、そんな振る舞いができるだろうか?やりきれない思い
と共に、そんな現実のナイフを突き付けられたG.W前半。明日からの後半は
しっかりずっぱり仕事です。

by hityoujp | 2010-05-03 12:13 | 雑記

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